2020年春先に、コロナ禍が本格的に感染拡大しはじめたとき、当クリニックではいち早く「発熱外来」を立ち上げました。コロナ陽性者がそうとは知らずに来院し、ほかの患者さまと接触する可能性が大きかったからです。
コロナ患者受け入れ病院でなくても、感染者を仕分けることは必須とされました。そこで、一般の入り口とは反対側に、発熱外来のスペースをテントで急ごしらえし、患者さまはこのスペースから一歩も出ることなく、診療から薬の受け渡しまですべてが完結するように工夫。以後、そこで多数の熱のある患者さまを診療してきました。
今後もこのスペースは存続させてまいります。コロナ感染者だけでなく、風邪やインフルエンザによる発熱も含め、赤ちゃんから高齢者まで、すべての発熱患者さまをこの外来スペースで診療します。安心して通院できる医療機関としての役割を貫き、地域医療により貢献してまいりたいと思います。